子供の傘の取り扱いに注意!振り回すと折れる危険あり!
最近、雨が降る!となると常にたたきつけるような豪雨的な雨が多くなったような気がします。
今朝も強めの雨が降っていて、息子が登校する際には傘をさしていきました。
傘は雨をしのぐ道具ですが、傘を使っているとついついやってしまう行為はクルクルと回すことですね。
雨を振り払うために回してしまうこともあると思いますが、そうしたちょっとした行為が傘をダメにしてしまう事があるということなので、今回はその件についてお届けします。
傘を繰り返し左右に回転させると中棒が折れる危険があることが、国民生活センターの実施した商品テストで判明しました。
傘の柄が折れることによってケガにつながる可能性があるので、子供がむやみに傘を回さないように注意してほしいと呼びかけているそうです。
国民生活センターは子供用の傘4種類でテストを行い、傘を開いた状態で柄を持ち手首を左右に素早くひねる動作を繰り返すという実験を行ったところ19回~97回ですべての傘の中棒が折れたということです。(テストで使われた傘の中棒は鉄製のもので行ったそうです。)
クルクル回すことによって折れた個所は「下はじき」という部分です。
これは、傘を開く際に押すボタンの部分で、傘を開くための機構があるので強度が少し弱い箇所です。
傘を回すことによって破損してしまうのは子供用の傘だけではなく大人用の傘であっても破損する恐れはあるということです。
2009年以降、国民生活センターに寄せられた「子供の傘の棒が折れた」という相談は少なくとも5件。
「小学生の子供が傘を回して遊んでいたら折れた」、「露を払おうと傘を回転させたら付け根でおれた」という相談があったそうです。
中棒の素材は鉄やアルミ製が多く、先のも述べましたがテストは鉄製のワンタッチ傘を使ったということですが、生活製品の安全性に関する研究をしている一般財団法人・製品安全協会は「鉄以外の素材や手開き傘でも、下はじき部分はもっとも弱い。
扱い方に注意が必要」と言っているということです。
相談の件数としては少ないと思われるかもしれませんが、あくまで相談があった件数ですので、実際に回していたために折れたとしても報告はないと思うので実際はもっと多いと思います。
男性ならば分かると思いますが、雨が上がって傘をさす必要がなくなった傘は棒になります。
つまり、杖になったり、ゴルフのクラブになったり、野球のバットになったり・・・。
子供ならば刀になることもあるでしょう。
そうやって振り回すことによっても折れてしまうので子供には振り回さない様、言い聞かせています。
実際に守っているかはもちろんわかりません。
子供だけでなく大人も傘をクルクル回すことはついついやってしまう行為だと思います。
特に雨露を払うために回すときは結構な勢いで回してしまうこともあると思いますが、何気ないことで傘が破損しケガをしてしまう可能性があることを認識しなければならないということですね。
傘の使い方をもう一度見直したいものですね。