端午の節句!青空に鯉のぼり!兜も飾り準備完了!
4月も残すところ数日となりもうすぐ端午の節句ですね。
息子は11月生まれなので、年明けた4月中旬頃に初節句の為に鯉のぼりと兜を買いに行ったのを思い出します。
そう考えると、今年で8回目の飾りつけとなり時のたつのは早いと感じるとともにあっくんが無事に育っていることをうれしく感じます。
今更ですが、何気なく鯉のぼりと兜を飾ったりしょうぶ湯に入ったりしてますが、今回は端午の節句って何だろうかと調べてみました。
5月5日は、「こどもの日」。
子供達にとっては、新学期が始まってすぐの長い休みであるゴールデンウィークの一日として捉えている場合が多いようですが、国民の祝日であるこの日は、本来「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」のが主旨とされています。
また、こどもの日は1948年に制定されたもので、それまでは「端午の節句」という呼ばれ方が一般的でした。
端午の節句は、災いや病気など良くないことが起こらないように、元気で長生きができるようにと願う奈良時代から続く古い行事です。
「端午」とは、月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味で、はじめは、5月に限ったものではありませんでした。
やがて、午(ご)と五(ご)の音が同じことから、毎月5日とされるようになり、時代とともに行事で使われる菖蒲(しょうぶ)の季節にあわせて、5月5日が節句の日として定着したと伝えられています。
端午の節句とは、季節の節目を祝う日本の伝統的な式日である五節句の中の一つに数えられており、江戸時代に法制化されています。
中国では、龍は皇帝の象徴で縁起の良いものです。
ある時、一匹の鯉が激しい滝水に逆らいながら「竜門」を登り切ったところ龍に変身し天に昇って行ったという故事があり、そこから「鯉のぼり」には人生という流れの中で鯉のように難関を突破して出世してほしいという願いを込めたものと言われいます。
もともと日本には将軍に男の子が生まれると「家紋の入った旗」や「幟(のぼり)」を立てて祝う風習があり、それが武家、そして庶民へ広がり、立身出世のシンボルだった鯉を「幟(のぼり)」にするアイディアが生まれ、「鯉のぼり」をあげるようになりました。
(我が家の兜です)
端午の節句に飾る鎧兜は、将軍や武将によって行われていた風習が元となっています。
自身の身を守る鎧や兜は、命を守る道具の象徴として考えられており、男の子が生まれるとその子に身の危険が及ばず安全に暮らせるようにと、鎧や兜を飾るようになったのです。
また、五月人形は主体となる人形のような人物に成長して欲しいという願いが込められています。
このような由来を考えると、男の子が誕生したら鎧兜や五月人形を飾って、健やかな成長や健康を願いたいものですね。
「子供の日」に食べれられる「柏餅」や「ちまき」にも意味があります。
「柏餅」には子孫繁栄の意味があります。柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴があり、「子供が生まれるまで親は死なない」→「家系が途絶えない」という縁起から柏の葉=子孫繁栄となりました。
「ちまき」には”難を避ける”という縁起があり、中国の故事から来ています。
その故事にちなみ、「悪いことが近寄らない。悪いことから守ってくれる」という意味になり今日に至っています。
菖蒲には「厄除け」という大切な役割を果たします。
またはその響きから「勝負」や「尚武」とかけて、男の子の成長を願う祭りになったのです。
菖蒲は根っこは生薬、茎は血行を良くし、葉を煎じれば腹痛の薬にもなると言われているため、茎を細かく刻んで入れた菖蒲酒を飲んだり、菖蒲をお風呂に入れて菖蒲湯にするといった風習があります。
「こどもの日」や「端午の節句」が男の子のお祝いだとはわかっていても、その本当の意味や由来についてはよく知らなかったという方は多いのではないかと思います。
特に、自分が大人になって子供が生まれるまではゴールデンウィークの最終日という感じでしたので、このような日本古来の行事の内容を知って、行事に対する心構えが変わりました。