消火栓って何だろう?買い物の帰り道でふと気になるいろんなこと
小学2年生の授業で最近、長さの単位を学んだようで、赤いの標識に書かれていた”9M”という表示が気になった息子。
これは何?と疑問に思ったようで私に聞いてきました。
始め言われたときには、何のことだろうと思ったので良く分からなかったのですが、周りを見渡して赤い標識を確認。”消火栓”標識でした。
その消火栓のポールの所に矢印の形をした中に”9M”と書いてあったのを見つけたのでした。
消火栓のポールに矢印状に掲げてある”9M”の意味は、その消火栓の標識の示す矢印方向に、表示されている距離の所に消火栓があるという意味です。
矢印が指し示している方向に歩いて行くと、確かに”消火栓”と書かれている蓋がありました。
そこは、歩道の幅がチョット狭くて、消火栓標識をそこに建てると歩行者の通行に邪魔になるので、離れた場所に立てたのだと思います。
一旦、そうやって気になると消火栓の文字が目に入るようになり、消火栓がどこにあるかが気になるようになりました。
消火栓は火事が発生した際に、消防車が水を吸い上げるための物なのでチョット歩くとすぐあります。
さらには、目立つように蓋が黄色だったり、場所によっては黄色の線で囲ってあるので、息子と歩きながら、あちらこちらに発見して楽しみました。
消火栓とは先ほども言ったように火事が発生した際に消防車が水を吸い上げるために使用するものです。
消火栓は消防水利の1つですが、具体的には水道管中に設けられた給水栓のことを言い、そこから給水される水は水道水と同じです。
消火栓の種類は、地面の中に設けられる“地下式消火栓”と地上に立管が姿を表している“地上式消火栓”の2種類があります。
通常は消防による消火活動に用いられるものがほとんどですが、ショッピングモールや学校などの建物内にある一般人でも利用可能な消火栓もあります。
いずれの場合も水道管とつながっていて消火の際には水道水が利用される点が最大の特徴です。
同じく、消防の際に使用する水源の、防火水槽との違いは、その名の通り水槽なのであらかじめ消化に使用する水をためており、消化の際はそこからポンプでくみ上げます。
直接水道管から水を確保する消火栓との最大の違いがこの点にあり、災害時に水道管が影響を受けた場合でも問題なく使用できると言うメリットがあり、阪神大震災以後は設置数が増加しているものです。
子供の頃、父親が車を運転するなかで、いろいろなことを教えてもいました。
なので、免許を取得する際の学科で学ぶことのいくつかは結構知っていることが多かったです。
その一つに、消火栓付近に車を駐車させてはいけないということがありました。
消火栓の用途を考えれば当然のことですが、世の中には気にしない人もいるのでここで一旦気にしてみましょう。
道路交通法において、消火栓並びに防火水槽から5メートル以内の場所への駐車が禁止されており、これに違反すると“駐停車違反”となりますので気を付けましょう。
火事が発生した際の水源として使用する消火栓。水源は水道水を利用しています。
緊急の際に使用できるように、誤って消火栓の付近に駐車しない様にしましょう。
息子と歩いていて気になった、消火栓ですが、蓋にいろがついているので見つけて遊ぶのもなかなか楽しいものです。
その会話の中で社会について学んでもらうと、教科書では身につかないものも身についてくれるのではないかと思っています。
こんどは何を見つけよう。